調査報告書2 イベントCG その2

いつものように、ぼくは七夏ちゃんに感心させられていた。

 ゆうき「七夏ちゃんって、本当に凄いよねえ」
 瑠璃「ふっ、当然だ」

  七夏ちゃん一の配下を自任する瑠璃ちゃんは、当然のようにうなずく。

 瑠璃「七夏殿は、偉大な志と実力を兼ね備えた方だからな」
 七夏「そりゃあ当然。なぜならあたしは――」

  そこで、七夏ちゃんはピタッと足を止めた。

 七夏「なぜならあたしは――」

  ふっ、と小さく笑って、後ろ髪を軽く払い。
  ザッ、と地面に土煙をあげながら両足を左右に広げ、その場に仁王立ち。
  そして、ちょうど朝の太陽を指差す角度で、ビシィッ、と指を突き出した。

 七夏「――近い将来、『そーりだいじん』になる女だからよ~っ!」

  パチパチパチ。

 ゆうき「やっぱり七夏ちゃんは凄いなあ」
 瑠璃「さすがです、七夏殿」

  いつもの決めポーズを取る七夏ちゃんに、ぼくと瑠璃ちゃんは惜しみない拍手を続けるのだった。

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