うっすら目を開くと、そこには想像もしなかった光景が広がっていて、瞬間、思考停止する。
七夏「んふぅ、はぁ……」
ゆうき「な、七夏ちゃん……っ?」
名前を呼ぶと、七夏ちゃんは続けていた行為を中断して、視線を向けてきた。
七夏「あ……、目が覚めた?」
ゆうき「そ、そ、そりゃ、覚めるよっ、こんなのっ」
七夏「ふぅん……」
ぼくが慌てて答えるのには興味がないように、また行為を再開してきた。
その唇の間から紅い舌が伸びて、ぼくの下半身で屹立している、男性の象徴を横から舐める。
温い感触がモノの幹に這わされると、背筋を貫くように、電流のような快感が走った。
ゆうき「んんっ! や、やめ……っ」
七夏「ウソ」
ゆうき「……え?」
七夏「ウソでしょ? やめて、だなんて……。こんなに気持ち良さそうにしてるくせに……」
いつもとはまるで違う、媚びた表情を見せながら、七夏ちゃんが楽しげに囁く。
そんな事は——
反論が口から出てくる前に、七夏ちゃんの舌が再びぼく自身に這わされた。
七夏「れろぉ……、ん、ふぅ……っ」
ゆうき「んっ、あっ!」
七夏「んふぅ……。ゆうの鳴き声、可愛い……」
七夏「ほら、こんなに勃てちゃって……。これで、やめてだなんて、説得力がないったら……」
言われて、自分の下半身がどんな具合になっているか、初めて自覚した。
仰向けになった身体から、天井に向けてまっすぐに屹立してしまっている。
とっくに血液が回りきっていて、張り詰めすぎて痛いくらいの状態だ。
ゆうき「な、七夏ちゃ……っ、んっ、どうして、こんな……っ?」
七夏「ごちゃごちゃ言ってないで、楽しみなさいよ。ゆうだって、気持ちいいくせに……」
からかうように言い、七夏ちゃんの行為は続けられていった……。