調査報告書12 イベントCG その12

うっすら目を開くと、そこには想像もしなかった光景が広がっていて、瞬間、思考停止する。

 

ゆうき「る、瑠璃ちゃん……っ?」

 

ぼくが名前を呼ぶと、瑠璃ちゃんは続けていた行為を中断し、ぼくの方に視線を向けてきた。

 

瑠璃「目が、覚めたか?」

ゆうき「あ、え……っ?」

瑠璃「ふん?」

 

ぼくがまともな回答さえ思いつく前に、結局答えには興味がないような態度で、瑠璃ちゃんはさっきまでの行為を再開し始めた。

その長い指が、ぼくの下半身で勃っているモノに巻きついて、ゆっくりと上下に動かされる。

 

ゆうき「あひっ、んあ……っ!」

 

これまで他人には触れられた事もない場所を、いきなりしごかれて、ビクッと背筋が反った。

あまりにも強い締めつけに、痛いのか、気持ちいいのか、その判断さえ咄嗟にはつかない。

耐え難い刺激に腰が浮きそうになるのに、瑠璃ちゃんの指は容赦なくしごき、締めつけてくる。

 

ゆうき「る、瑠璃ちゃん……っ! 胸、胸も当たって……っ!」

 

ぼくの上半身にも、横から添い寝している瑠璃ちゃんの大きなバストが、ムニムニと押しつけられているのを指摘する。

 

瑠璃「……なんだ、天野は胸を当てられてる方が好きなのか?」

ゆうき「だ、いやそういう話じゃ——」

瑠璃「七夏殿からは、マザコン、だと伺っていたが……、ふふっ、なるほど」

ゆうき「ちょ、えっ、なにそれっ?」

瑠璃「まあ、どちらでもいいが」

 

興味なさげに呟くと、瑠璃ちゃんは今までのやりとりは一切関係なく、モノをしごくペースを早め出す。

途端、痛さと気持ち良さの天秤が、一気に痛さの側に傾いた。

 

ゆうき「あうっ、痛っ。——瑠璃ちゃん、痛いっ」

 

目端に涙さえ浮かんでしまっていたかもしれない。

必死の訴えに、瑠璃ちゃんもさすがに手の動きを緩めた。

 

瑠璃「むっ、そうなのか? こうすれば、気持ちいいものだと聞いていたが」

 

いまさら心配そうに尋ねてくるのは、瑠璃ちゃんらしいというか。

 

ゆうき「もう少し優しくしてくれないと……、痛いばっかりで、気持ち良くは……」

瑠璃「ふむ……? なるほど、加減が難しいものなのだな」

 

呟くと、瑠璃ちゃんがぼくのものを握った強さが、若干緩まる。

しごく動きは柔らかいものになり、加えられる刺激はだいぶいい具合になって、

 

瑠璃「これで、どうだ?」

ゆうき「ん……、んあ、はあ……っ」

 

純粋な悦びに染まった喘ぎ声が、意識せずにノドから漏れ出る。

他人にしてもらうのがこんなに気持ちいいなんて、初めて知った。

自分でするより、ずっと……っ。

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