うっすら目を開くと、そこには想像もしなかった光景が広がっていて、瞬間、思考停止する。
ゆうき「さ、才華さんっ!?」
思わず名前を叫ぶと、彼女はぼくの下半身を踏みつけたまま、悠然と見下ろしてきた。
才華「あら、目を覚まされました? 天野さん」
ゆうき「さ、覚めたけど……。え、えっ?」
才華さんの黒ストッキングに包まれた足の裏が、丁度、ぼくの男性自身の上に乗っかっていた。
そのまま足を縦にシュッシュッと動かされ、しごかれていく。
ゆうき「ん、あっ」
たまらず喘ぎ声をあげると、才華さんがぼくを見下ろす目線に楽しげな色を混ぜる。
才華「ふふっ、思ったとおり。可愛らしい声で鳴かれますのね、天野さんは……」
ゆうき「え、ええっ? そんな——」
抗議の声をあげかけるけど、
ゆうき「——あ、ひゅっ!」
足裏でぼくのモノをしごく強さを増されると、中断せざるを得なかった。
背筋を反らして、男の象徴から伝わってくるとめどない快感にこらえる。
才華「……なにか、おっしゃりたい事でも?」
ゆうき「ひぅ、ん、あ……っ」
ぼくが答えられない状態だと承知で、楽しげに尋ねてくる才華さん。
返事をさらに不能にするべく、容赦なくグリグリと足裏にさらなる圧力を加えてくる。
このままだと、意識が快感に染まりきってしまいそうだ。
彼女が今身につけているのは、黒い革製の、特徴的な衣服だけ。
肝心な箇所こそ確実に覆ってはいるものの、他の多くの部分はスカスカで、白い肌を惜しげなく晒してしまっている。
いわゆるボンテージファッション……、というか、女王様スタイルだ。
締めつけの効果があるのか、普段よりその肢体の凹凸が、クッキリと際立たせられているように見えた。
豊かで魅力的な、両乳房……
引き締まった、腰のくびれ……
綺麗な丸い形の、お尻……
元からモデルみたいにスタイルのいい才華さんにそんな格好をされると、もう……たまらない。
才華「ふふ……。そんな物欲しそうな目で見つめられて……。天野さんも、いやらしい方ですのね……」
黒いレザーと白い肌の対比も、凄く扇情的な雰囲気を醸し出し、ぼくの視線を釘づけにして離さない。
とにかく、どうしようもなく刺激的な光景だ。意識を逸らすどころの話じゃない。
下半身の方から、シュッシュッと、モノがこすれる乾いた音が聞こえてくる。
ぼくの理性は、もう崩壊寸前だった。
ゆうき「ど、どうして、こんな……」
才華「だって、天野さんはいつも七夏さんにベッタリですから……」
ゆうき「え、えっ……」
才華「これは、そんな天野さんに対する、お仕置きのようなものですわ……」
なおも才華さんの足に踏まれる下で、ぼくの意思とは関係なしに、下半身に血流が集まり始める。
柔らかかったモノが、少しずつ硬さを帯びていき、天井に向けて屹立し始める。