ボクは一度、勢いをつけて腰を突き上げる。
【葵】
「どう? 柚子さんは、ボクのおちんちん、気持ちいい?」
【柚子】
「お、あ……」
柚子さんの反応は、かんばしくない。
ただ虚ろな眼差しで宙を見つめ、
「あ、は……」
口から漏れるのも、もうあまり喘ぎ声に聞こえない。
突き上げられたショックで縮んだ肺から空気が漏れ、勝手に声帯を震わせて音を鳴らしている、という感じだ。