嘘と裏切りの殺人ゲーム。
その人物は自らを“ジョーカー”と名乗った。
四方を塀に囲まれ、閉鎖された学園の中。
正体不明の悪鬼によって仕掛けられたのは、あまりに理不尽なゲームだった。
≪“呪いのカード”を配布された者は、ジョーカーに消される≫。
助かるには。
――誰にも気づかれぬように、カードを他の誰かに押しつけること。
手の内を明かすな。救いの手は決して望むな。
笑顔の裏で押しつけ合う、悪魔のカード。
クラスメイト同士が、腹を探り合い、騙し合う。
ゲームを機に、崩壊していく人間関係。
犯されていく少女たち。
蝕まれ摩耗していく精神。
犯人はどこに潜むのか。
その恐るべき目的とは?
そして彼らは、幾多の虚構の中から真実を掴み取り、呪われた学園を脱出することが出来るのか。
さあ、ゲームの始まりです。
どうか最後の最期まで、どうぞお楽しみください。