シルバー「リレット、刀をしまいなさい」
リレット「しかし、父様」
シルバー「彼が怯えているじゃないか」
シルバー「我々は彼に危害を加えに来たわけではないのだよ?」
リレット「はい。そうでした……」
しゅるっと武器が消えた。
シルバー「さて、マモル様。鳩が顔射されたような顔をされていますが」
マモル「どんな例えなのそれ!」
シルバー「申し訳ありません。翻訳薬がうまく機能していないようです」
マモル「はぁ」
シルバー「始めから順を追って説明いたしましょう」
シルバー「なんと! マリア様のパンツを目の前で!!」
マモル「ええ。でも、もちろん事故ですよ?」
シルバー「……」
マモル「(なんか、嫌な予感!)」
シルバー「マモル様」
マモル「は、はい!」
マモル「(ひょっとして死刑?)」
シルバー「……どんな匂いでしたか?」
マモル「へ?」
シルバー「んぐっ!」
マモル「俺もかっ!」
マリア「いいかげんにしなさいよ!」
シルバー「も、申し訳ございません。つい、趣味が」
マモル「趣味かよ!」
シルバー「む!」
シルバーさんがレインを睨み構える。
レイン「フン、そう怖い顔をするな。今あたしは戦いたい気分じゃない」
シルバー「なに?」
レイン「お前たちも、また宇宙船を壊されたらたまったもんじゃないだろう?
最後のリペアユニットは使い果たしたしな」
シルバー「何故それを」
レイン「あたしはこいつの中にいたんだ。
こいつの見たもの、感じたものは全てあたしの知ったことさ」
シルバー「むむむむ……」